ダメ揃い「早大3人衆」…ファンも激怒した広島・福井の脆さ
「何しに出てきたんだ!」
スタンドの広島ファンから怒号が飛んだ。
7日のヤクルト戦で今季初先発した福井は初回、5安打を浴びていきなり3失点で試合をぶち壊し、5回6失点でKO。
「何とかしたかったが、力不足です」とうなだれた右腕に、野村監督は「期待して与えたチャンスを掴んでくれなかった。次の登板? ないです」と、吐き捨てた。
こいのぼりがたなびくこどもの日が過ぎた途端に2連敗。不調の野村に代わって一軍昇格した福井の背信により、先発のコマ不足も露呈した。
「カープが強いのはこいのぼりの季節まで」とは球界の決まり文句だが、「今年は大丈夫」と意気込んでいたファンも、ショックが大きい敗戦だった。
“戦犯”の福井は済美高から早大を経て、10年のドラフト1位で入団。1年目に8勝を挙げて将来のエースと期待されながら、2年目は2勝で昨季は勝ち星なし。
「伸び悩んでいるのは、早大時代のツケが今も福井の心身をむしばんでいるから」との指摘もある。
■心身のもろさ