元セレソンGKジウマール「W杯初体験のザックは精神的強さも試される」
忘れてならないことがある。監督のアルベルト・ザッケローニにとっても、初めてのワールドカップだということだ。
10年大会で監督の岡田武史は、大会直前に大幅に選手起用を変えた。大きな賭けに出ることが出来たのは、彼に98年W杯の経験があったからだろう。W杯初体験のザッケローニは、精神的な強さも本大会で試されることになる。
文・田崎健太(ノンフィクション作家)
●ジウマール・ルイス・リナルディ/1959年1月13日、リオグランデドスル州出身。78年、19歳で地元の強豪インテルナシオナルとプロ契約。86年に南米を代表する名門サンパウロFCに移籍した。安定感のあるプレーが評価されてブラジル代表に招集。91年、リオデジャネイロ州の名門フラメンゴに引き抜かれた。優勝した94年W杯米国大会メンバー。95年にセレッソ大阪に移籍、97年までプレーした。現在は代理人。身長184センチ、体重78キロ。