専門筋が徹底分析 ブラジルW杯「優勝」「大穴」最終予想
2014年ブラジルW杯は現地12日、ホスト国ブラジルと2大会ぶり4回目出場のクロアチアとの開幕戦(日本時間13日早朝5時キックオフ)で熱戦の火ぶたが切られる。そこで日刊ゲンダイ本誌サッカー班が、専門家筋の徹底分析をベースにしながら優勝国、大穴国、そして、日本代表のベスト8入りの可能性を占ってみた。
英国ブックメーカー「ウィリアムヒル」のW杯優勝オッズをチェックしてみると、20回連続20回目出場の王国ブラジルが4.33倍で単独トップ。2位にスペイン、ドイツ、アルゼンチンが6倍で並んでいる。この〈4強〉に水をあけられる格好でベルギー、コロンビア、オランダが5位タイ組を形成。優勝オッズは17倍となっている。
「世界トップ級の名門クラブでプレーしている選手ばかりだが、ブラジル代表としての経験値は意外に低い選手が多い。CBダンテ、ボランチのグスタボ、FWジョーは20試合にも、ボランチのパウリーニョは30試合にも満たず、CBのD・ルイスやFWフレッジ、フッキも30試合ちょっとの出場歴しかない。熱狂的サポートに舞い上がらず、平常心で持てる力を100%発揮することが出来れば、ブラジルの優勝は揺るがない」(サッカーライター・平野史氏)