サヨナラ負けにボー然 日ハム栗山監督が悔やむ「今成の放出」

公開日: 更新日:

 試合後、同僚に水を浴びせられた阪神のマートンは歓喜の表情を浮かべた。延長十二回2死一、二塁から中越え二塁打でケリをつけた直後のことだ。

 サヨナラ負けを食らった日本ハムの栗山監督はしばしボー然。グラウンドを見つめ少しの間、ベンチから立ち上がれなかった。

 試合前にはサヨナラ負け以上にショッキングな出来事があった。三塁手で中軸を打つ3年目の近藤健介(20)が、左太もも裏の筋挫傷で登録を抹消されたのだ。

 日ハムは今、深刻な捕手難だ。オフに鶴岡がFAで退団。2番手捕手の近藤が送球イップスで三塁に回り、大野に続く捕手はオフに巨人から金銭トレードで獲得した市川1人。万が一の時に守れる近藤もリタイアした。

 一昨年の開幕直後、3番手捕手だった今成を阪神に放出。近藤を育てるのが主な目的だったとはいえ、当時とは事情も変わってきた。

 そこへいくと今成は打撃が良い上に、三塁も捕手もできる。それなりの選手を出すことを覚悟して今成を返してもらえば、とりあえず穴は埋まるが…。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動