ウルグアイ勝利 復活L・スアレスが独壇場の2ゴール
〝死のグループ〟D組で初戦をともに落とした後古豪ウルグアイとサッカ母国イングランド。直接対決は両エースのゴール数が、そのままを明暗を分ける結果となった。
復帰早々の2ゴールでウルグアイに初勝利をもたらしたのはスアレス(27)。左膝を5月22日に手術した影響で初戦を欠場したエースは前半39分、FWカバーニがペナルテイーエリア外左からふわりと上げたからクロスに反応。イングランドDFジャギエルカの裏を取り、難しい体勢からGKハートの動きをしっかり見て、逆を突くヘディングシュートで先制。
1-1で迎えた後半40分、味方のロングパスがイングランドDFに当たり、ゴール方向に流れたボールに追いつくと冷静にトラップ。豪快に右足を振り抜いて決勝弾を決めた。
初戦コスタリカ戦はカバーニの相棒にフォルランを起用せざるを得なかったウルグアイだが、適役は間違いなくスアレス。やはり役者が違う。
一方、イングランドのルーニー(28)は、初戦イタリア戦敗戦後、監督に直訴してトップ下に入ったものの、ウルグアイDFの徹底マークに遭い、思うようにプレーできない。攻撃陣にリバプールの選手が多く、マンUのルーニーとはコンビネーションが噛み合わず、攻撃のアイデア不足も明らか。