他のファンタジスタと何が違う? J・ロドリゲスを徹底分析
今、世界中で最も脚光を浴びている選手が、4試合連続計5ゴールを記録し、得点王ランキングトップに立っているコロンビア代表の10番ハメス・ロドリゲスである。
1次リーグC組の日本戦では、後半途中から出場すると試合の流れをガラッと変え、1ゴール2アシストの大活躍。まだあどけなさが残る22歳のイケメンに、敵ながら惚れ込んでしまった日本人女性も多いはずだ。
そのロドリゲスは、決勝トーナメント1回戦のウルグアイ戦でも2ゴールを決め、コロンビア初の8強入りに貢献。特に左足ボレーで決めた1点目は、今大会随一のビューティフルゴールと高い評価を集めている。
ロドリゲスの凄さは左足のキック、ドリブル、ボールコントロールなどプレーすべてのスキルの高さにある。そして、それ以上に驚かされるのは、高い判断能力だ。
味方を使う時と自分で仕掛ける時の選択眼が鋭く、自分のスキルをその局面で、どんな形で使えば最も効果的なのかをよく理解している上にゲームの流れを読む力も持っている。また、プレーすべてが創造性にもあふれているため、見る者を魅了する数少ないファンタジスタといえる。