和田監督も頭痛い 元メジャー選手の起用法が阪神浮沈の鍵

公開日: 更新日:

 阪神は昨夏のロードで甲子園に戻る直前、5ゲーム差で挑んだ巨人戦に3連敗。ナインはこれで意気消沈。その後は11勝19敗2分けと負けが込み、12・5ゲーム差の恥ずかしい2位に終わった。

 今季も地元に帰る直前はくしくも巨人戦。悪夢の再来だけは避けようとナインは気を引き締めているそうだが、厄介な問題がある。「西岡と福留だよ」と古手OBがこう続ける。

「開幕3戦目に大ケガを負った西岡は、6月下旬に戦列復帰。今は背中の張りを訴えて二軍にいるが、体はもう大丈夫と聞いている。9月に一軍に上がったらどこで使うのか。二塁の上本は攻守ともにいい働きをしているし、この日先制弾を放った三塁の今成も左腕を苦にしない好打者だ。西岡が戻ってきても代える必要性はまったくない。もしも西岡を使って裏目に出た時、チームのムードは悪くなる」

 一方の福留は21日の中日戦で貴重な本塁打を放ったものの、相変わらず打撃は低調。24日の適時打は、勝負がついている九回に打ったもの。得点圏打率.145ではスタメンで使い続けるのは厳しい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動