「勝ちに飢えないと」…西岡指摘の“トラの課題”克服できるか
「チームの課題ですか? 能力を上げるのはもちろんですけど……」
阪神の西岡(29)が日刊ゲンダイ本紙直撃にこう答えたのは昨年、CSで3位の広島に敗退した直後だった。
「もちろんプレッシャーはあるし、緊張もする。マスコミにも大きく注目されますからね。でも、もっと勝ちに飢えるというか、(甲子園で)こんなに多くのお客さんがいる前で野球ができる幸せを感じることが大事だと思う。これは自分自身、ロッテ時代も思っていたことですけど、そういう気持ちを前面に出していくことが今のチームにとって、大切なことなんじゃないかと思っています」
8日、大阪市内で日本ハムの中田翔(24)らと自主トレを行った虎のリードオフマンは、2年連続で甲子園で負け越しの現状について、「自分たちのグラウンドで勝つのが一番。重圧はあるけど、やることをやれば結果は付いてくると思う」と、意気込んだ。
阪神はこのオフ、新助っ人の呉昇桓(オスンフアン)、ゴメスを獲得。課題となっていた「4番」と「抑え」を補強した。一方、ライバル球団もうらやむ戦力を擁しながら、05年以来リーグ優勝から遠ざかっていることについて、「阪神は勝負弱い。勝ちへの執念が足りない」という声があるのも事実だ。