釜本邦茂氏「代表ルーキーはベネズエラ戦ですべて出し切れ」
■ミスを恐れてはいけない
FW武藤嘉紀(22=FC東京)は後半13分に出番が回り、3トップの左に入った。20分すぎにアギーレ監督が布陣を4―3―3から4―4―2に変更。3トップ左のMF本田が前線に移り、同時に武藤は右サイドMFにコンバートされた。
この布陣変更は正しかったのか? 本田にしても武藤にしても、ああいった使い方がベストなのか? 少々、疑問も残るが、少なくとも後半43分、武藤がペナルティーエリア外から放った左足ボレーは良かった。残念ながら左ポストを直撃したが、積極的にゴールを狙う姿勢は評価したい。
ベネズエラ戦(9日午後7時20分開始)は、ウルグアイと比べると格下と言っていい。ある程度は試合を支配できるはず。
特に代表ルーキー選手には「能力のすべてを出し切って欲しい」と伝えたい。来月のテストマッチにも呼ばれたいのでミスは避けたい。そんな後ろ向きな考えは捨てて欲しい。ミスを恐れず、あくまでアグレッシブにプレーする。そのことをサポーターは望んでいる。