打撃でチーム牽引の青木 指揮官からいまだ信頼されない理由

公開日: 更新日:

 青木は絶好調の今も、試合終盤になると決まったように代走、守備固めを送られている。ヨスト監督は控え外野手・ダイソンの守備力と機動力を高く評価しているからだ。ここまでの盗塁数は青木の17個に対し、主に途中出場で117試合のダイソンは36個。盗塁失敗は同じ7個だからダイソンの成功率の高さが際立っている。失策数では青木2個に対してダイソンは4個とはいえ、これはダイソンの守備範囲が広く、飛球を積極的に捕りにいった結果とみられている。

 青木にとって途中交代は屈辱的なのだろう。代走を送られた際、ベンチでヘルメットを叩きつけたこともあったという。

 ヨスト監督は機動力を生かす采配が持ち味だ。短期決戦のポストシーズンでは早めの仕掛けが予想される。ロイヤルズが29年ぶりにポストシーズンに進出しても、青木は勝負どころで引っ込められるかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動