日ハムのCS決めた斎藤佑 次回登板はフェニックスリーグ
29日に先発し、5回2安打1失点でチームのCS進出を決めたのが日本ハムの斎藤佑樹(26)だ。初回にソロ本塁打を浴びたものの、その後はわずか1安打。今季2勝(1敗)目を手にした。
かつての「ハンカチ王子」も今季はわずか6試合。この日の登板も風邪でダウンした後輩、大谷翔平(20)の代役だ。球速もせいぜい140キロ、制球力も良いとはいえない。それでもこの日は要所要所で好投。苦手といわれていた右打者の内角、左打者の外角ギリギリにズバリとストライクを投げ込んでいた。
内容は徐々に進化している斎藤。それでもCSで出番があるかといえば、話は別。なにせ、この日は5回わずか82球で降板。最初から「5回まで」と決めていた首脳陣に勝たせてもらったようなものだ。
CS進出が決まる大舞台での登板も、「斎藤に自信をつけてもらおう」という首脳陣の親心。本人もそれがわかっているのか、お立ち台では、「ポストシーズンの意気込み? 少しでもチームに貢献できれば」と言葉を濁した。
次の登板はCSではなく、フェニックスリーグになりそうだ。