「何見てるんだ?」 原監督の“口撃”に巨人スカウト戦々恐々

公開日: 更新日:

 巨人は1日、スカウト会議を行い、23日のドラフト会議の全体の指名候補を47人、1位指名候補を12人に絞った。

「今は白紙。さまざまな検討をしていく」と話した山下スカウト部長は「今年は特Aという言葉は使わない。菅野級はいない」と歯切れが悪かった。

 巨人の最有力候補は、早大の最速156キロ右腕・有原航平(4年=広陵)。山下部長がいつになく慎重なのは、原監督が厳しい視線を向けているからだ。

 前日の練習日に指揮官は「そういえば、石川(ロッテ)って頑張ってる?」と昨秋のドラフト1位の抽選を外した右腕について、報道陣に逆質問。続けてこう不満を漏らしていたのだ。

「去年、スカウトは『今年はいい投手が少ない』って言ったんだよ。でも、大瀬良(広島1位)が今10勝? 又吉(中日2位)とかヤクルトのサイドの……秋吉(3位)、三上(DeNA4位)もそう。いい投手がいるじゃないか。2年前の小川(ヤクルト=12年2位)もそうだけど、うちのスカウトは何を見てるんだってね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…