「何見てるんだ?」 原監督の“口撃”に巨人スカウト戦々恐々
巨人は1日、スカウト会議を行い、23日のドラフト会議の全体の指名候補を47人、1位指名候補を12人に絞った。
「今は白紙。さまざまな検討をしていく」と話した山下スカウト部長は「今年は特Aという言葉は使わない。菅野級はいない」と歯切れが悪かった。
巨人の最有力候補は、早大の最速156キロ右腕・有原航平(4年=広陵)。山下部長がいつになく慎重なのは、原監督が厳しい視線を向けているからだ。
前日の練習日に指揮官は「そういえば、石川(ロッテ)って頑張ってる?」と昨秋のドラフト1位の抽選を外した右腕について、報道陣に逆質問。続けてこう不満を漏らしていたのだ。
「去年、スカウトは『今年はいい投手が少ない』って言ったんだよ。でも、大瀬良(広島1位)が今10勝? 又吉(中日2位)とかヤクルトのサイドの……秋吉(3位)、三上(DeNA4位)もそう。いい投手がいるじゃないか。2年前の小川(ヤクルト=12年2位)もそうだけど、うちのスカウトは何を見てるんだってね」