急増「地元ファン」に私生活妨害され ロイヤルズ青木タジタジ
■自宅前で青木を待つファンまで
青木は試合後に家族やトレーナーと食事に出るのがシーズン中のささやかな楽しみであり、息抜きだった。昨季まで所属したブルワーズ(ミルウォーキー)、今季のロイヤルズとも田舎球団。チームも弱く、日本から来た小柄な選手に関心を示す地元ファンは少なかった。街を歩いていても声を掛けられることはほとんどなかったが、今ではこれまでのように家族との食事もままならなくなった。食事中でもサインや写真をねだられ、時には自宅の前でファンが待っていたこともあるというから大変である。束の間の家族とのだんらんを妨害されて、リズムが乱れたのも事実だろう。
親しい関係者には「メジャーに来てこんな大変な思いをするのは初めて」と嘆いている。
後がないロイヤルズは6戦目に本拠地に戻る。ヨスト監督は「ノリ(青木)は右翼に戻る」とスタメン復帰させると断言したが、果たして。