WS初戦完敗でロイヤルズ連勝止まる 青木は攻守に“空回り”
メジャーを代表する左腕投手が、快進撃を続けてきたロイヤルズに立ちはだかった。ジャイアンツのマディソン・バムガーナー(25)がワールドシリーズ第1戦に先発。7回を3安打1失点。今ポストシーズン(PS)3勝目をマークし、チームにシリーズ1勝目をもたらした。
落差の大きい変化球を主体にロイヤルズ打線を手玉に取り、つけ入る隙を与えない。三回には満塁のピンチを招きながら、落ち着いて打ち取り、今PSで好調なロイヤルズ打線に仕事をさせない。七回、7番ペレスに一発を浴びたものの、エースらしい安定した投球でロイヤルズのPSでの連勝を8で止めた。
12年以来2年ぶり8回目の世界一を目指すジャイアンツが、エース左腕の好投で幸先の良いスタートを切った。
■青木は4タコ
ロイヤルズ・青木宣親(32)は攻守に精彩を欠いた。
「2番・右翼」でスタメン出場。一回は相手の先発左腕バムガーナーの外角低めのスライダーをバットの先で巧みに捉えたが、打球は投手の正面。3点を追う三回の第2打席は1死二、三塁の好機で2ストライクと追い込まれると外角低めのカーブにバットが空を切った。六回は直球に詰まらされて遊ゴロに倒れ、バムガーナーの前に3タコ、その後もヒットは出ず無安打に終わった。