西村が先発転向 補強不発で巨人原監督が乱発する「配置転換」

公開日: 更新日:

 昨季のセーブ王、巨人の西村健太朗(29)が来季から先発に転向することが決まった。今季は不振から二軍落ちも経験。抑えから中継ぎに配置転換され、6セーブに終わっていた。

 某選手が「またチーム内トレードです」と言うように、確かにこのオフは配置転換が乱発されている。すでに先発の沢村が救援に転向することが決定。主に中継ぎだった来季4年目の江柄子は先発に挑戦する。

 野手もしかりだ。チームの大黒柱だった阿部は捕手を廃業し、一塁へ完全コンバート。今季、外野に転向したばかりの中井は再び三塁へ回り、高卒2年目の有望株、内野手の和田が「人生初」の捕手に挑戦中。CS4連敗で日本シリーズ進出を逃したことで「チームを改革する」としていた原監督がポジションを動かしまくっているのだ。球界関係者がこう言う。

「FA補強は相川と金城の来年39歳のベテランコンビ。どっちも主力というより、バックアップ的な役割でしょう。当初の構想ではオリックスのスーパーエースの金子や侍ジャパンでも正捕手を務める楽天の嶋といった球界を代表する選手がFA補強の目玉になるはずだった。それが調査段階で軒並み不発。メドが立ったとされる新外国人2人だって来てみなければ分からない投手。だから原監督は、ポジションや持ち場を積極的にシャッフルして、チームに新たな刺激を与えようと躍起になっている。補強が不発だったからこその苦肉の策にも見える」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…