巨人ドラ1岡本の「4番・三塁」を阻む主将阿部の一塁転向
阿部の一塁転向は、高校通算73本塁打のドラ1スラッガーにも影響を与えそうだ。
28日、ドラフト1位の智弁学園・岡本和真内野手(18)に指名挨拶を行った巨人。原沢代表兼GMに原監督直筆の色紙を渡された岡本は「期待に応えたい」と緊張気味に話した。
ジャイアンツ球場で原監督も、「金の卵はどうした?」と気になっていた。
「背番号を(原沢)代表に聞かれて、ミスター(長嶋終身名誉監督)の3とオレの8。『38』がいいんじゃないかと提案したんだよ」
4番・三塁で活躍した2人が背負った番号を合わせたもので、「自分で言うのも何だけど、いい番号だと思うよ」とご満悦。提示された岡本も「4番を打てるように頑張りたい」と意気込んだが、現場はトーンダウンしてきた。
ドラフト後、原監督は「ゆったりやっていこうなんて人は誰もいないでしょう」と1年目からチャンスがあるとしていたものの、川相ヘッドコーチがこの日、こう言ったのだ。
「まだ高校生だし、キャンプは二軍スタートになるでしょう。ゆっくりやっていいというわけではないけど、最初はファームで勉強して体をつくってからになると思う。松井秀喜のデビューは5月? そうなるかもしれないし、もっと遅いかもしれないし」