資金豊富で補強も大盤振る舞い…懲りない阪神の“金満体質”
だが、そうなると来季の野手の布陣はいびつなものになる。
「鳥谷が遊撃、中島が三塁に入るとなれば、大和の遊撃再挑戦はなくなり、三塁に挑戦していた西岡ははじき出される。二塁の上本が調子を落とせば、西岡を使うこともあるだろうが……。鳥谷の流出を想定した中堅コンバート案も、外野手としてゴールデングラブ賞を獲得した大和がいるため、西岡を使うところがない。そうなると、12年オフに三顧の礼で迎えた福留と西岡が右翼を争うなんてことになるかもしれない。もはや、お笑いだよ」(阪神OB)
■助っ人外国人にとって阪神は天国
活躍した助っ人にも、大盤振る舞いが予想される。首位打者獲得のマートン(年俸3億5000万円プラス出来高)、打点王獲得のゴメス(年俸8500万円プラス出来高)は今季で契約が満了。年俸の大幅増は必至だ。
「先日、抑えの呉昇桓が阪神との契約が切れる来オフのメジャー挑戦を示唆した。すると阪神は、引き留めのために呉が来季の住居として要望したとされる『キッチン付きのホテル』を探しているとの報道もあった。要望すれば好待遇を約束してくれる。外様選手と助っ人にとって、阪神は天国ですよ」(某球団編成担当)