補強はほぼ全滅…阪神はなぜ選手に敬遠されてばかりなのか

公開日: 更新日:

「人気がないなぁ」

 OBも苦笑いする。阪神の編成、補強作戦が大失敗に終わる可能性が高まっているからだ。

 チームでは生え抜きのキャプテン鳥谷が海外FA権を行使してメジャー挑戦。阪神ひと筋11年の看板選手は、残留すれば4年20億円超の大型契約に加えて、監督手形も手に入れるともっぱら。なのにFA権を行使した。広島からFAで獲得した新井貴も自ら自由契約を申し出て退団。古巣広島への復帰が決まった。

 自軍の選手に逃げられるだけじゃない。

 11日に国内FA権を行使したオリックス金子千尋(31)を補強の目玉としていたが、「実際は早々と争奪戦から撤退していた。表向きは、金子はメジャー志向という情報をキャッチしたからとされているが、その前から国内では巨人がリードし、それをソフトバンクが巻き返すという展開だった。阪神は歯牙にもかけられず、手を引かざるを得なかった」(球界関係者)。

 FA宣言した金子が「すべての可能性を考える」と話したことで再調査に乗り出すというが、負け戦になる可能性が大なのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇