若手投手の保護優先 巨人・由伸にプロテクト漏れの可能性
ヤクルトが巨人にFA移籍した相川亮二捕手(38)の人的補償リストを今か今かと待っている。
10日、ロッテはFA移籍した成瀬の人的補償リストがヤクルトから届いたことを明かした。出すものを出したら今度は待つ番だ。しかも巨大戦力の巨人から1人を獲得できる。待ち遠しくて当然だ。
相川の入団は前日9日に公示された。FA補償はここから2週間以内に名簿を提出し、40日以内に補償を完了しなければならないルールになっている。
先月末にヤクルトの真中監督は「巨人では代打でも、うちならレギュラー。実績がある外野手が取れないかな。高橋由、矢野……」と話していた。ここにきて、「本当に高橋由が外れるのではないか?」との見方がヤクルト球団内にあるという。
打撃コーチとの兼任が決まっている高橋由伸(39)は28人のプロテクトメンバーに当然入るとみられていた。が、雲行きが変わってきた。
FAで外野の金城が加入。高橋由の代役が務まるかは未知数なものの、高橋由が「28人」の当落線上に追いやられているというのだ。真中発言に巨人の球団関係者は「わざわざ名前を出すのは、高橋由と矢野は取らないということ。本当は投手狙いでしょう」と読んでいた。ある球界関係者が言う。