若手投手の保護優先 巨人・由伸にプロテクト漏れの可能性
「図星です。ヤクルトの関係者によると、基本的には投手に狙いを定めたようです。巨人の若手投手では、宮国、笠原、今村といった有望株はプロテクトされる。ただ、ヤクルトの投手狙いを察知した以上、当初は外れることが有力視された実績のある久保や若手の江柄子、田原誠、公文クラスまで保護しようとリストの見直しが迫られている。その分、高橋由やイキのいい中井あたりの野手を外さざるを得ない事態に陥った。少なくともヤクルトはそうみています」
ベテランの高橋由をプロテクトすれば、久保や若手投手を1人失うことになる。かといって、将来の監督候補を外せば、真中監督が宣言通りに指名してくるかもしれない。
将来の指導者を取るか、将来の選手を取るか――。巨大戦力ゆえに難航する28人の選定作業。原監督はV旅行先のハワイでゴルフを楽しみながら、内心ではこんなジレンマを抱えている。