原監督からすれば、失礼な話ではあるが、松井が首を縦に振れば、自身はお役御免になるのは間違いない。逆に松井が巨人監督就任を保留すれば、あと何年も指揮を執り続ける可能性もある。つまり、原監督の進退は松井の決断次第。報道陣やファン以上に松井の本音を知りたくて当然なのだ。
他には来季から打撃コーチ兼任となる高橋由伸(39)の名前も候補に挙がる。しかし、こちらはまだ現役。オーナーが言う「来年うんぬん」は時期尚早だ。冗談交じりとはいえ、「やるのかやらないのか、早く決めてくれよ」と原監督は言いたかったのではないか。鋭い突っ込みは、マイペースなゴジラへ向けたメッセージだったに違いない。