リオ五輪に期待 日本マラソン勢「敵失」で復権の可能性

公開日: 更新日:

 低迷する日本にとっては朗報か。マラソンの強豪ランナーに相次いでドーピングが発覚しているからだ。

 3日にはロシア女子のリリア・ショブホワが陽性反応を示したデータを隠して12年ロンドン五輪に出場するため、同国陸連幹部に45万ユーロ(約6660万円)を支払っていたことが発覚。多くの強豪選手を輩出するケニアでは女子の違反者が多発しており、10月にはボストン、シカゴ両マラソンを連覇したリタ・ジェプトゥーの禁止薬物使用が明るみになった。16日にはビオラ・キメット、ジョイス・キプリモの2人が検査で陽性反応を示して2年間の資格停止処分を受けていたことが発覚。英BBC放送によれば、ケニアでは過去2年で約40人がドーピングで処分されているという。

 著名な国際大会で入賞すれば高額な賞金を得られるため、禁止薬物に手を染めるアフリカのランナーは少なくない。アフリカ選手への薬物供給源としてロシアンマフィアの存在が浮上しており、国際陸連では本格的な調査に着手。ここにきて摘発されるケースが増えているのは、真相解明に加えて「強過ぎるアフリカ勢」に処分を下すことで世界への見せしめにする狙いもあるそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…