<第6回>日本ゴルフ界の底辺をもっと広げていきたい
今回のインタビューで、丸山茂樹は盛んに日本ツアーは危機的状況と指摘してきた。そして2015年は滅亡か再出発かの分かれ道とまで予言する。
――日本ツアーは世界でどのような評価ですか?
米PGAツアーは自分たちが世界のトップという自負があります。彼らから見ると日本ツアーは、アジアンツアーよりも格下なんです。もちろん米下部ツアーのウェブドットコムは日本よりはるかに上だと見ている。ランク付けすれば、(1)米PGAツアー(2)欧州ツアー(3)ウェブドットコムツアー(4)アジアンツアー(5)日本という順です。だからこそ男子プロ、ツアー関係者全員が危機感を持ち、現状を再確認しなければいけない。
――日本ツアーに将来がなければ、人材も流出していきます。
当然、海外志向が強くなる選手が増えてくるでしょう。米ツアーで通用するか、しないかはまだわかりませんが、通用する選手が日本にいるようには思えません。日本で飛び抜けた成績を残している選手が誰もいないからです。