全豪第5シードの錦織圭のツアー生活を「野球選手」と徹底比較
すでに今シーズンが始まっているプロテニスツアー。世界ランクの上位陣たちは、19日に開幕する全豪オープンに向けて調整に余念がない。
錦織圭(25=世界ランク5位)も今週のクーヨン・クラシック(エキシビション大会)が今年2大会目。次戦の全豪OPは、4大大会で日本男子最高の第5シードに入った。注目の大会が終わってからも、11月のツアー・ファイナル出場を目指し世界中を駆け巡る。
錦織は昨年、ATPツアー18大会に出場し68試合を消化。それ以外にダブルス3大会にデビス杯(国別対抗戦)などにも参戦した。当然、故障や極度の疲労で体調を崩すこともあったし、準優勝で日本中を沸かせた全米オープン(9月)も、その1カ月前に右足親指の嚢胞摘出手術を受けて、リハビリを経ての参戦だった。
全米OPから初の3大会連続で決勝に進出した疲労は激しく、右臀部と背中の痛みなどもあって上海マスターズは初戦ストレート負け。約443万ドル(約5億2000万円)の賞金は、へとへとになりながら稼いだものだった。