全豪第5シードの錦織圭のツアー生活を「野球選手」と徹底比較
00年オフにヤクルトから中日にFA(4年契約)で移籍した川崎憲次郎は、右肩故障で登板わずか3試合。それでも3年目までは毎年2億円の年俸が保証されていた。
プロテニスの世界は厳しい。錦織は昨年10月、エントリーしていたバレンシア・オープンを体調不良で欠場した。すると現地に行き、大会の奉仕活動を2日間行った。
この罰則について錦織は自身のブログで「パリに到着する前は1泊だけバレンシアに泊まってからこちらに来ました。というのもATPのルールでwithdraw(棄権)した場合、会場に行ってアクティビティ(活動)をしないとたぶん罰金+0ポイントになってしまうからです。ポイントのルールは少しややこしいんですがここで0点をもらってしまうとロンドン(でのツアー)ファイナルにかなり影響してしまうのでそれは避ける為に最低2日間のアクティビティをこなさないといけません。選手側としては出たくないから大会をキャンセルしたわけではなく、怪我で大会に出られないので少し厳しいルールに思えます。トップ10でもあるので罰金は我慢できますがポイントまで左右してくるのはどうかと思いますが、従わないとえらいことになるので行ってきました」とグチっていた。