ジャイアンツ入りの青木が「長距離砲」への転身狙うワケ

公開日: 更新日:

 今季はジャイアンツでプレーする青木宣親(33)が、長距離砲への転身を図るという。

 ロイヤルズでプレーした昨季、本塁打は自己最少の1本に終わっただけに、一発の量産を目指しているのだ。

 ジャイアンツの本拠地AT&Tパークは、右翼後方がサンフランシスコ湾に面している。右中間の客席は狭く、フェンスも低い。そのためサンフランシスコ湾に飛び込む場外弾「スプラッシュ・ヒット」は、この球場の名物のひとつ。かつてジャイアンツでプレー、メジャー歴代1位の通算762本塁打をマークしたバリー・ボンズの代名詞でもある。

 130メートルを超す飛距離でサンフランシスコ湾に放り込むのは強打者が多いが、青木は「去年は1本しか打ってないし。打ちたいですね」とその気になっている。

 2番を任され、主に犠打や進塁打などのチーム打撃を求められた昨季の反動なのか、打撃フォームはこれまで以上に小さく、上体に頼ったものになっていたという。

 オフはフォームの矯正に着手した。「体の動かし方が悪かったので、見直して(長打が出ない)理由がわかった」とは本人。具体的には明かさなかったが、親しい関係者によればヤクルト時代のように下半身主導のフォームに戻したそうだ。青木は広角に打ち分けるのが持ち味ながら、このオフは右方向への引っ張りを意識した打撃練習に取り組んだという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動