DeNA三浦の若手指導法は「同じようにやれとは言わない」
■「最近の若いヤツは」という目では見ていない
チーム最年長投手となり、13年からコーチを兼任するようになった今、若手に指導する機会も増えている。4日には、ドラフト4位の福地(三菱日立パワーシステムズ横浜)のブルペン投球を見届けると、身ぶり手ぶりで20分間の指導。「力任せで投げるだけではダメだ」と体の使い方を伝授した。オフは若手の三嶋と自主トレを行うなど、積極的に後輩投手と交流を持っている。ドラフト下位から這い上がってきた大ベテランは、「最近の若いヤツ」をどう見ているのか。
「『最近の若いヤツは』とかいうけれど、自分はそういう目では見ていないよ。(人間としての)本質はあまり変わってないと思っている。過ごしていた時代が違うだけでね。人それぞれ、性格にしても明るいヤツもいれば、暗いヤツもいる。今の選手にガムシャラさが足りないとか、もっとこうしたらいいのにと思うことはあるか? そのへんは、個人個人に言っている。どうやったらもっと自分の力をアピールできるかとか、そういうことをね。最近の選手はまじめ? それはわからないけど、練習する選手はしっかり練習するし。若手ともきちんと向き合って話をすれば、コミュニケーションはとれる。兼任コーチをやるようになってからは、俺らがやってたことを同じようにやれとは言わないし。どのタイミングで声をかけようかとか、タイミングを見ながら、基本的には兼任コーチになる前と同じように接していますよ」