びわ湖マラソンは最高4位…問われるペースメーカーの意味

公開日: 更新日:

 シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子氏はかつて日刊ゲンダイ本紙のインタビューで、PMのメリットは認めつつもこう語っていた。
「PMがいるとレースのパターンはいつも同じ。どうしても受け身になるので、自分で自由自在にレースを組み立てる能力は向上しません。経験できなければ、引き出しは増えません。世界陸上や五輪にはPMはいません。レースは変化に富むものです」

 陸連は昨年、16年リオ五輪に向けたマラソン強化策としてナショナルチーム(NT)を発足。東京マラソンの今井正人に続き今大会もNTの前田が「日本人1位」となり、宗猛男子長距離・マラソン部長は面目を保ったかもしれないが、11分台でのフィニッシュでは話にならない。PMの後ろばかり走っている日本選手が五輪でメダルを取る日なんて二度とこない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭