「ライバル?いないっしょ」日ハム中田が狙う本塁打王タイトル
表向きにはあまり口にしませんが、中田がかねて「やっぱり欲しいですよ、そりゃあ」と言っているのが、本塁打王のタイトルです。
昨季は初めて打点王を獲得。4番の仕事に直結する部門でトップに立ったことに満足そうではあったものの、やはり本塁打には強いこだわりを持っているのです。
昨季は27本塁打。本塁打王に輝いた西武の「おかわりくん」こと中村、メヒアが34本塁打でしたから、十分に射程圏内。本人も「本塁打王のライバル? いないっしょ。おかわりさん以外は」と大阪桐蔭高の先輩との争いに自信を見せています。
それだけ、コンディションがいいということ。これもあまり公にはしていませんが、徹底した食事管理の賜物でしょう。ヤンチャな中田には“食いたいだけ食って、飲みたいだけ飲む”というイメージがあるかもしれませんが、これが大違い。一昨年から栄養士の先生と専属契約を結び、厳しい食事制限に取り組んでいるのです。
沖縄・名護キャンプ中も「島ラッキョウは体にいいんですよ。カリウムと食物繊維が豊富で……」とボクにもアドバイスをしてくれるくらい。肉は鶏、魚は白身が中心で、お店に「鶏の皮は剥いで出してもらえますか」「白身を多めにしてもらえますか」と特別注文することも珍しくありません。判断がつかない食材に関しては、わざわざ栄養士の先生に電話をし、「○○は食べてもいいんでしたっけ?」と聞いたりするのです。