上原開幕絶望の可能性 レッドソックス田沢が「守護神」昇格へ
故障で出遅れている同僚のベテラン右腕を尻目にレッドソックス・田沢純一(28)が、順調な仕上がりぶりを見せている。
29日(日本時間30日)はレイズ戦に登板し、1回を1安打無失点、1奪三振。これでオープン戦は6試合(計6イニング)を投げて3安打1失点、4奪三振で、防御率1.50。
ここにきて、左太もも裏を痛めて別メニュー調整を続ける守護神・上原浩治(39)が開幕に間に合わない可能性が浮上。ベテラン右腕は開幕から故障者リスト(DL)入りが避けられない状況だ。
ファレル監督は「九回のマウンドはひとりに限定せずに状況を見ながら起用していく」としているものの、田沢も守護神候補のひとり。田沢はチームの中継ぎ陣の中で最も安定感がある上に、平均球速93・9マイル(約151キロ)でレッドソックスのリリーフ陣では最速。各球団の主砲を力でねじ伏せる球威を持っており、守護神として計算できるからだ。
上原の穴は十分に埋まりそうだ。
▼田沢のコメント
「(上原の代役について)僕は聞いたわけではないので、(起用法に)従うだけです」