ハリル采配“絶賛報道”に釜本氏違和感も 宇佐美、川又を評価

公開日: 更新日:

 アギーレ前監督が、前代未聞の八百長疑惑で解任された後である。それだけに後を託されたハリルホジッチ監督の一挙手一投足に大きな注目が集まった。初采配となったチュニジア戦(3月27日)を2-0でモノにし、この日(31日)はアジア大陸のライバル・ウズベキスタンを迎え撃った。

 5-1というスコア自体、ケチのつけようのないモノである。それも先制点のMF青山敏弘(29=代表8試合目)、4点目のFW宇佐美貴史(22=代表2試合目)、5点目のFW川又堅碁(25=代表2試合目)が「代表初ゴール」である。

 国際Aマッチで5ゴールが決まり、そのうちの3点は代表に馴染みのない選手が立て続けにゴールを奪う。そうそうあることではない。

 するとテレビ・新聞が「ハリル監督の用兵ズバリ」「絶妙采配」ともろ手を上げながら褒め称えている。これには「もっと冷静になるべき」と言わせてもらいたい。

 ハリルホジッチは、ハーフタイムに「後半は守備のブロックをつくり、ウズベキスタンに攻めさせよう。そしてカウンターで相手ゴールに迫っていけ」と指示を出したようだが、すべてのゴールがカウンターで決まったワケではないし、後半途中からウズベキスタン選手が疲弊し、モチベーションも途切れてしまったことを忘れてはいけない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…