ハリル采配“絶賛報道”に釜本氏違和感も 宇佐美、川又を評価
そもそも、チュニジアと違ってウズベキスタンは「やはりアジアのチーム」だった。フィジカルの差も歴然だったし、プレスの厳しさ、球際の激しさ、チーム戦術の徹底度、個々の選手のスキルなど大きく見劣りした。
5-1というスコアに惑わされ、新監督を褒めることだけに血道を上げるのではなく、こういう時にこそ日本代表の修正点はどこか? 選手たちの課題は何か? を冷静に考えるべきだろう。
■本田は監督に感謝しないと
攻撃系の選手についてモノ申しておこう。
MFの本田圭佑(28)は、この2試合で「このままでは代表から外されてしまう」と大きな危機感を抱いたハズだ。
新監督のサッカーでは何よりも運動量、スピードが求められ、自陣でボールを奪うと手数をかけないで相手ゴール前に向かっていくことが求められる。本田というのは、これまでゲンダイのコラムで何度も書いてきたが、動かないでパスを受け、パスを出しては止まり、ボールを奪われても相手を追い掛けることもなく、ピッチの「王様」として君臨した。このプレースタイルのままでは、ハリルホジッチ体制では生き残れない。