フランシスコ加入で窮地の巨人村田 懸念される「二軍長期化」
巨人の新外国人、前レイズのホアン・フランシスコ(27)が昨23日、ジャイアンツ球場で入団会見を行った。
メジャー通算48本塁打で主に一、三塁を守る左の大砲。三塁・村田、一塁・井端らがライバルになるが、「起用は監督が決めること。本塁打を打って勝利に貢献したい」と自信たっぷりだ。これによりはじき出されるのは、打率.243、1本塁打、3打点の村田修一(34)ともっぱら。現在、4併殺打はリーグワーストタイ。22三振は同3位タイ。元本塁打王も7、8番の下位打線に定着しているのが現状だ。自慢の守備も3失策でこちらもワースト3位。
かつては原監督が言う「枢軸」4人衆の一角としてチームを引っ張ったものの、指揮官が起用に固執する選手ではもうない。現に開幕前の3月に一度、二軍調整を命じられている。FA入団して4年目。移籍組初の選手会長も、レギュラー生命は風前のともしびなのである。チームが打率・237、8本塁打の貧打にあえぐ中、原監督は5月上旬には新助っ人を一軍に合流させたい意向。打てない村田は代打の切り札にもなり得ない。行き先はベンチではなく、二軍になる可能性もある。さるチーム関係者が言う。