原監督の阿部捕手起用に巨人OB苦言 「小林が死んでしまう」
「付け焼き刃的な起用と言わざるを得ません。原監督は今季、2年目の小林を正捕手として育てると言って、ベテランの相川はそのサポート役としてスタートした。それがたった7試合目で阿部が捕手に戻った。これでは監督の言葉の重みはなくなってしまいます」
巨人OBの評論家、高橋善正氏がこう言った。 阿部慎之助(36)が捕手に復帰して3試合で2勝1敗。原監督は「安心感がある」も目を細め、スポーツ紙も「緊急事態だから」となぜか擁護しているのだが、とんでもない話だ。そもそも、相川は2番手捕手としてFAで獲得した選手。指揮官は、「(阿部の一塁コンバートは)相当な覚悟で決めた。捕手復帰は99%ない」と言って、2年目の小林を正捕手に育てると宣言していた。
実際、開幕6試合のスタメンマスクは小林が4試合、相川が2試合。最初から2番手捕手だった相川の離脱が「1%」に値するほどの緊急事態なのか。指揮官は開幕前、「小林が悪いんじゃなく、我々が悪いという気持ちで教育する」と系列紙のインタビューで語っていたにもかかわらず、早々と失格の烙印を押したのだから、OBもクビをかしげざるを得ない。高橋氏が続ける。