巨人狙うフランシスコ メジャーの評価はパワーだけの三振王
本当に救世主になれるのだろうか。10日、一部スポーツ紙が報じた巨人の新外国人取りのことである。
10日現在、チーム打率.224という貧打が続く巨人は打線のテコ入れとして、前レイズでメジャー通算48本塁打のフアン・フランシスコ内野手(27=右投げ左打ち)をリストアップ。すでに交渉は大詰めで、身体検査などをパスすれば近日中にも正式合意するとみられる。
フランシスコは昨季ブルージェイズで106試合に出場し、打率.220、16本塁打、43打点をマークした現役バリバリの大リーガー。ところが、米球界ではすこぶる評判が悪い。
メジャーの各選手の評価をデータ化している米人気野球サイト「ベースボールキューブ」の昨年のスカウティングリポートによれば、フランシスコの「パワー」こそ、100点満点中92点も、それ以外のスピード(40点)、ミート力(22点)、選球眼(20点)はいずれも落第点ばかり。
特に気になるのが三振数で、昨季は287打数で116三振。実に5回に2回は三振する割合なのだ。メジャーリーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏は言う。