広岡達朗氏が苦言 「巨人選手のタガが緩むのは原監督の責任」
巨人が迷走している。開幕からわずか7試合で一塁コンバートした阿部(36)が捕手に復帰。相川(38)が故障した「緊急事態」と言うが、開幕前の原監督(56)の「(捕手に戻すことは)99%ない」という言葉はどこへいったのか。
その阿部も捕手復帰11試合目に肉離れで離脱。野球以外のところでは沢村(27)のモヒカンの髪形が話題になるなど、タガが緩み始めている。それは通算12年目を迎えた原監督の長期政権の弊害ではないのか。くしくも、原監督がインフルエンザで休養中、監督代行を任された川相ヘッドコーチ(50)が4勝1敗と結果を残した。後任候補はフロントが「次期監督候補」と公言するOBの松井秀喜氏(40)がいるが、指導経験ゼロで手腕は未知数。川相ヘッドの昇格という選択肢はどうなのか。巨人OBの広岡達朗氏(83)が古巣へ直言する。
阿部の一塁コンバートについては1月に日刊ゲンダイで「反対だ」と話したように、捕手で勝負してダメなら潔くユニホームを脱ぐべきと考えていました。しかも原監督は「99%ない」と言っておいて開幕早々に捕手に戻すんだから、朝令暮改もいいところ。話になりません。その阿部も、捕手に戻った途端に肉離れを起こして離脱している。朝令暮改による準備不足という事情があるにせよ、開幕直後に休むなんてファンに失礼です。阿部のプレーを見に球場へ来る人がいるんですから。私ならもう、「40歳手前までよう頑張った。引退して指導者をやれ」と言います。