今季は“内弁慶”の巨人 敵地で負け越しなら「V逸」は確実
巨人が敵地でぱっとしない。前カードのマツダスタジアムでの広島戦で3連敗。開幕2カード目のナゴヤドームの中日戦でも3タテを食らっている。
現在、33試合で18勝15敗の2位。内訳はホームで12勝4敗、ロードで6勝11敗。本拠地で強いが敵地で弱い――。完全に内弁慶なのである。実はこれ、巨人に限った話ではない。セ・リーグ全球団に同じ傾向が出ている。
首位DeNAはホーム11勝5敗、ロード9勝9敗。広島はホーム11勝6敗、ロード2勝12敗。敵地で五分なのはセではDeNAだけ。広島はロードで借金10。この差が順位に反映されている。
広島のある選手は「今年はロースコアの接戦が多くて、九回とか延長戦になると、ホームの後攻の方が気が楽だし有利なのは確か。これが勝率に出ているのでは」と指摘。巨人の某選手は「例えばヤクルトの神宮球場はクラブハウスが離れていて、試合前はベンチ裏の狭い部屋で待機する。ビジターチームは集中しにくい環境なんです」なんて声も。
理由はともかく、巨人にホーム&ロードの嫌なデータがある。