ヤクルト新助っ人デニングは寮暮らし 練習2時間前に球場へ
「BC時代は少ない給料でもグチは言わなかったそうだし、餃子が好きで日本食も苦にしない。ハングリー精神旺盛でマジメな性格。合流初日にいきなり『野球をいろいろ教えてください』と首脳陣に頭を下げていた。真中監督からはプロ野球で長くやれる秘訣などをレクチャーされ、『練習開始などの時間をきちんと守ることが大事』と言われると、27日には練習開始の2時間以上前に球場入りしていた」(球団関係者)
真中監督は「26歳と若く、まだまだ発展途上」と話しており、28日の日本ハム戦の試合前には首脳陣から走塁のアドバイスを受け、熱心に耳を傾けていた。
ジャパニーズドリームは魅力的だ。年俸は360万円も、一軍にいれば一軍最低年俸(1500万円)が支給される。150日以上の登録で1500万円が確定。150日未満だと日割り計算で1日につき7万6000円が加算される。
4日間の登録で30万4000円だから、すでに新潟時代の2カ月分を稼いだ計算になる。
途中入団のため満額は難しいとしても、120日間の登録なら912万円。年俸、出来高と合わせると1500万円に迫る。
来日していたデニングの両親と恋人は29日に帰国予定。3人はすでに豪州で一緒に暮らしているそうだから「家族」のためにもビッグチャンスを掴むつもりだ。