金権腐敗FIFAに君臨 ブラッターを生んだ２人の“金の亡者”

　今回のＦＩＦＡスキャンダルを主導的に捜査している米国司法当局との司法取引を画策し、先手を取って自ら辞めたのではないのか――という見方もある。いや、世間で思われているように追い詰められた末に電撃辞任したのではなく、既に司法取引が成立しており、監獄入りを避けるためのデキレースじゃないのか？　そう勘繰る人は決して少なくない。

（スポーツライター・平野史）