田沢がメジャー球宴出場“射程圏内” 青木絶望で唯一の希望
今年の米オールスター(7月14日、シンシナティ)では日本人選手は蚊帳の外か。
ナ・リーグファン投票外野手部門の中間発表で常に上位にランクしていたジャイアンツ・青木宣親(33)が腓骨にひびが入り、故障者リスト(DL)入り。実戦復帰までに2週間以上を要することから、仮に選出されても出場は絶望的だ。
今季はレンジャーズ・ダルビッシュ、ヤンキース・田中、マリナーズ・岩隈と球宴に選ばれた経験のある日本人の先発投手が揃って離脱した。日本人選手が1人も選出されないとなれば、イチローの10年連続出場が途切れた11年以来となる。
そんな中、日本ファンの唯一の希望になりそうなのがレッドソックス・田沢である。今季はここまで中継ぎとしてチームトップの34試合に登板。0勝3敗と黒星が先行しているものの、防御率2.87とまずまずの働きぶりを見せている。
■「各球団から1人」の規定なら
レッドソックスは開幕から低迷し、個人成績も振るわないことから、ファンからソッポを向かれている。野手のファン投票では支持されず、ボガーツの遊撃手部門5位が最高だ。球宴の常連である主砲オルティズですらDH部門で圏外。各球団から1人は選ばれる規定を考えれば、球宴出場に見合う働きをしているのは田沢ぐらいなものだ。