野手陣不調で…ヤンキース田中に球宴“棚ボタ”出場チャンス
右手首の炎症などから復帰したヤンキース・田中将大(26)がタナボタでオールスターに出場する可能性が出てきた。
今季のヤンキースはア・リーグ東地区で首位争いを繰り広げながら、個々の成績がパッとしないため、球宴ファン投票では苦戦している。8日(日本時間9日)に発表された第3回中間集計ではDH部門でA・ロドリゲスが3位(78万8538票)につけたのが最高。アストロズのアルトゥーベ(280万9731票)がトップの二塁手部門を除いて、他の1位は昨季のリーグ覇者ロイヤルズ勢の独占を許している。
このまま選手の調子が上がらなければ、全米屈指の人気を誇るヤンキースから野手が一人も選ばれない事態まで考えられる。対照的に投手陣は好調で、先発ではチームトップの7勝(2敗)をマークしているピネダ、リリーフ陣ではセットアッパーのベタンセス(4勝0敗2セーブ、防御率0.29)、守護神ミラー(17セーブ、防御率1.04)の2人が好調だ。順当ならア・リーグの指揮を執るロイヤルズのヨスト監督はこの3人の中から監督推薦で選ぶはずだが、ヤンキースの意向で選出が見送られる可能性もあるという。