早くも来季見据え 最下位レッドソックスに「田沢放出」情報
メジャーを代表するセットアッパーが売りに出される可能性が出てきた。レッドソックス・田沢純一(29)が7月末に終了するトレード市場の目玉になりそうなのだ。
今季の田沢は、ここまで29試合(計27イニング)に登板、0勝1敗と救援失敗が1試合あるものの、防御率は1.33(現地時間11日終了時)。守護神・上原へのつなぎ役として安定した投球を見せているが、チームの勝利にはつながらないケースが多い。
今季のレッドソックスは開幕から負けが込み、27勝34敗の勝率4割4分3厘で首位ヤンキースとは7ゲーム差。ア・リーグ東地区最下位に沈んでいる。田沢は本来、リードしている試合で投入されるのだが、今はチームの不調もあってビハインドの場面で登板することも珍しくない。本人も不本意だろう。
レッドソックスは先発陣の不振が続き、上がり目は期待しにくい。ポストシーズン争いから脱落すれば、田沢のトレードを打診する球団が出てくるのは必至。田沢は来季終了後にはFAになる。年俸は225万ドル(約2億8000万円)と、働きの割には格安だ。