音羽山親方急逝で…貴乃花親方に接近もくろむ横綱白鵬の狙い
去る6月20日、音羽山親方(元大関貴ノ浪)が急死。これに大打撃を受けたのが貴乃花親方(42、元横綱=写真円内)だ。
「貴乃花親方にとって、現役時代に二子山部屋で切磋琢磨した音羽山親方は右腕どころか両腕も同然。頭も切れるし、弁も立つ。理事長のイスを狙う貴乃花親方に欠かせないブレーンでした」(相撲記者)
もともと貴乃花一門は他に阿武松部屋と立浪部屋しかない弱小一門。音羽山親方亡きいま、ナンバー2は阿武松親方(元関脇益荒雄)だが、阿武松部屋といえばかつては野球賭博の温床だったところ。それを許していた親方に、音羽山親方の代わりが務まるはずもない。
音羽山親方が参謀として根回しと交渉をし、貴乃花親方を支えていく――そんな青写真はもろくも崩れたことになる。
そんな貴乃花親方への接近をもくろんでいるのが横綱白鵬(30)だという。「日本国籍取得者のみ」という現状のルールがネックとなり、このままでは永遠に親方にはなれない。特例を認めるように水面下でコソコソやっていたものの、北の湖理事長にはピシャリとはねのけられた。そこでターゲットにしているのが貴乃花親方とか。モンゴル人力士の親玉として彼らをまとめて、窮地の親方に接近。見返りとして特例を認めてもらおうという腹積もりらしい。