報道陣に愛嬌振りまき始め…横綱・白鵬が“豹変”の裏事情
報道陣に背中を向けていたのがウソのようだ。
12日開幕の7月場所で2場所ぶりの優勝を目指す横綱白鵬(30)は6日、田子ノ浦部屋に出稽古に赴き、大関稀勢の里と15番。あえて大関が得意な左四つで挑むなど8勝7敗とし、「いい稽古ができた。これから仕上げていく」と満足げに話した。
名古屋入りしてからというもの、いつになく冗舌な白鵬。6月30日の力士会では先場所初優勝を果たし大関に昇進した照ノ富士について、「10勝以上はしてほしいね」と余裕しゃくしゃくのエールを送れば、名古屋での稽古初日の1日には降りしきる大雨に、「この雨を(乾燥帯のモンゴルに)持ち帰りたい」と軽口を叩いてみせた。さらに決勝で負けたなでしこジャパンについては、「あの重圧の中、よく決勝まで勝ち上がったと思う。(連覇への重圧は)その舞台に上がった人しか分からないから」と、自画自賛する始末だった。
白鵬は1月場所後の一夜明け会見では酔いに任せて、審判部の判定に「子供以下」とイチャモン。これをマスコミがバッシングするや、途端にヘソを曲げた。3月場所では一切取材対応せず、担当記者らに背中を向けていた。5月場所直前は週刊誌が愛人疑惑を報道。スクープした週刊文春によれば、「チンコロ(タレこみ)したのは誰だ!」と息巻いていたという。5月場所中も自分に都合が悪くなると取材拒否だった。