今度は貴乃花にベッタリ…長期政権狙う相撲協会“裏金顧問”
曲がりなりにも税制上の優遇措置を受けている団体の幹部だ。業者から裏金をもらったことが明るみに出た時点で「アウト」。フツーの神経の持ち主なら観念して自ら身を引くところだ。
なのに現在も協会に居座っているどころか、これまで通り、内部を牛耳っているというから看過できない。
協会が裏金顧問の首に鈴をつけるどころか、身内だけの調査で「カネは返したのだから問題はない」とおとがめなしで済ませたことが何よりこの顧問の協会内部での影響力の強さを物語っている。
この幹部は北の湖理事長の側近。現体制の誕生と同時に顧問として協会入りし、内部でやりたい放題なのだ。
相撲協会は年明けの1月、正式に公益財団法人に移行。再選された北の湖理事長の任期は2年間だ。裏金幹部があと1年半も居座るとは信じ難いが、くだんの幹部はその先も見据えているというから、とんでもない話ではないか。
さる親方が声を潜めてこう言った。
「最近、貴乃花理事(元横綱)にベッタリというんだな。貴乃花理事は現在、総合企画部長など部長職を5つも兼任していて、協会内部では北の湖理事長、八角事業部長に続くナンバー3の位置付け。人気も知名度もバツグンだし、このままいけば次の次の理事長候補だからね。いまのうちに取り込んでおこうという腹じゃないか。あろうことか貴乃花理事も、あの顧問にゴマをすってるってウワサさ」
裏金顧問の厚顔ぶりにはアキレるばかりだ。