全英は松山以外日本人7人予選落ち…「深刻事態」と羽川プロ嘆く
しかし2日目はパットを修正して66で回り10位タイまで上昇、スピース(14位タイ)を逆転する爆発力を証明しました。
スピースがいつも「マツヤマはメジャーに勝つことができる世界のトッププレーヤーのひとりだ」とコメントするように、米ツアーの誰もが松山の能力を認めている。
今季はマスターズ5位、全米オープン18位と予選通過は当たり前です。周りからメジャー優勝を期待されながら今回も勝てず、最終日も一時トップと2打差5位まで上昇しただけに、松山も心底悔しいはずです。それでも緊張する中でどういうゴルフをするのか、ミスをどう減らしていくのか、それが経験値となって階段をまた一つ上ることができたはずです。
全英では強風対策で、パッティングスタイルを変えてスタンス幅を狭く、前傾姿勢を起こして、ストローク幅も小さくしてきました。メジャーでどのように戦うのか、しっかり準備していたのがわかります。タフな会場では狙い通りにいかず、苦しい時がありましたが、最後まで上を目指して粘り強く攻めていました。来月の全米プロ選手権が楽しみです。