全英は松山以外日本人7人予選落ち…「深刻事態」と羽川プロ嘆く

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 その一方で、その他の日本人7選手は全員予選落ちでした。日本にない過酷な条件になった時に、やはり海外の選手に比べて精神的なタフさ、技術力が足りません。

 青木功さんがかねて「結果を出してから契約金をもらうべきだ」と指摘しているように、日本人選手は過酷な世界に飛び出して戦うよりも、安定した生活を求める傾向が強いように思われます。

 これは昔からずっと言われ続けてきたことで、必ずしも「いけない」とは言えません。契約金やシードがあることで試合に出ることができ、ドライバーやパットにも強い気持ちを持つことができるからです。もし転戦に必要な資金すらなければ、思い切り戦うこともできません。

 ただひとつ、はっきり言えることがあります。

 いま世界中のゴルファーの能力を判断するのはワールドランクです。世界で通用するプロになるには、ランクを上げるしかありません。そのためにどうすればいいのか。

 そこを目標にすれば、おのずとやるべきことはハッキリしてきます。

(羽川豊/プロゴルファー)

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