8番・左翼で復帰の青木 「1番」剥奪なら来季の“死活問題”に
開幕から好調だった日本人リードオフマンが、満を持して戦列に戻った。
右足の腓骨骨折で故障者リスト(DL)入りしていたジャイアンツ・青木宣親(33)が27日(日本時間28日)にメジャーに復帰。チームドクターの診察を受けて患部に異常はなく出場にゴーサインが出たため、古巣のブルワーズ戦に「8番・左翼」でスタメンに名を連ねた。チームは4対2で勝ったものの、青木は3打数安打なしだった。
6月20日のドジャース戦で死球を受けるまで262打数83安打の打率3割1分7厘、33得点、12盗塁。ナ・リーグの打率部門で上位に名を連ね、リードオフマンとして昨季チャンピオンチームを牽引してきたが、打順はこのまま下位に降格する可能性もある。
青木が不在の間、中堅パガン、二塁パニック、三塁ダフィーの上位3人が好調。青木に代わって1番で起用されたパガンは打率2割9分、出塁率3割3分と、まずまずの働きぶりだ。上位打線が好調なこともあり、青木が離脱してからのチームは、ここまで16勝12敗。この間、12勝12敗ともたついた首位ドジャースに1ゲーム差の2位に迫った(26日終了時)。