M点灯寸前のソフトバンク 工藤監督の“無色采配”に評価の声
混セを尻目にパ・リーグは勝負ありだ。
首位を独走するソフトバンクは4日の日本ハム戦で先発中田が二回に先制を許すも、強力打線が援護。リーグ2冠(防御率、勝利数)の大谷を五回につかまえ、今宮の適時三塁打と鶴岡の犠飛であっさり逆転すると、同点にされた直後の七回には、無死満塁の好機にまたも今宮が2点適時打で勝ち越し。明石、高田、柳田の3連打でさらに加点し、大谷をKO。この回5点を奪って試合を決めた。ちなみに大谷はプロワーストの9安打7失点で、6月6日の阪神戦以来となる2敗目を喫した。
これでソフトバンクは2位日ハムとは9.5ゲーム差。5日勝てば、早くも優勝マジック38(引き分けなら39)が点灯する。仮に連勝しなくても、マジック点灯は時間の問題。現在のペースならシーズン90勝超えも濃厚だ。
試合後の工藤監督は先発中田の投球に関し「七回に本塁打を打たれない配球をしてほしかった」と語ったが、それにしてもこれほど強いチームで采配を振る指揮官の手腕を評価する声はほとんど聞こえてこない。