最短KOで今季5敗目 「10勝ノルマ」広島・黒田の“引退確率”

公開日: 更新日:

 最悪の記念日になってしまった。

 広島黒田博樹(40)が日米通算500試合目の登板を果たした11日のヤクルト戦で5回5失点KO。初回に先制点を許すと、二回には先頭の大引に右越えソロを浴びた。今季2本塁打の大引に140キロのカットボールを逆方向へ運ばれたのは威力もキレも欠いた証拠。五回には山田に25号3ランを左翼スタンドに運ばれ、この回限りでマウンドを降りた。5失点は5月1日のヤクルト戦以来となる自己ワーストタイ。五回での降板も5月15日のDeNA戦に続く最短記録である。

「(山田には)完璧に打たれた。3点目を防ぎにいった中での5点。結果的には痛かった」

 試合後、黒田はこう言って首をひねったが、本人以上に落胆したのがチーム関係者である。

「1失点で負けようが、10失点でやられようが1敗は1敗。でも、黒田の場合はそうも言ってられない。広島復帰が決まった直後の今年1月、自主トレ公開日に黒田は報道陣にハッキリと『先発ローテで回る以上は2ケタは勝たないとね。それができなければ区切りをつけなければいけない』と言った。つまり、10勝できなければ引退する。責任感の強い男だけに、フロントは黒田がそう決断するんじゃないかとヒヤヒヤしている。最低限の使命と言っていた、1年間フルでローテを回るというノルマは、5月と7月に右足首と右肩の炎症で登録抹消され、クリアできなかっただけに……」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主